【福井新築住宅コラムVol.900】建てる前のこだわり、建てた後のがっかり

福井で高気密高断熱の新築住宅・注文住宅を検討している皆さん。

こんにちは、エコスマの前畑です。

【福井新築住宅コラムVol.900】建てる前のこだわり、建てた後のがっかり

今回は、建てる前のこだわり、建てた後のがっかりについてのお話。

※出展「あたらしい家づくりの教科書　P034」

東京大学の前真之先生が独自調査で2009～2014年度の間に新しく家を購入した人を対象にとられた調査があります。

家を建てるプロセスの中で

A.家族ではじめに大事だと思ったこと

B.設計者から勧められた項目

C.話し合って大事にした項目

D.住んだ後の満足度

について、家そのものにかかわる１６項目を、重要度や満足度にしたがって順序をつけると、あることがわかってきます。

まず、「間取り」。これは最初からこだわり度№1、そして、住んだ後も満足度№1。

他にも「耐震性能」「自然光」「デザイン」などはこだわりも高く、かつ、満足度も高い傾向にあります。

しかしながら、気をつけないといけないのは、満足できていない項目です。

「室内温熱環境」いわゆる「室内の快適性」は、建てる前はこだわっているものの、最終的な満足度がかなり落ち込んでいます。実は省エネ性能も同様なのです。。。

どうしてこういうことが起きるのでしょう？

これは、「間取り」や「デザイン」は目に見えるのでわかりやすいのですが、室内温熱環境は目に見えません。なので、あまりわかってないまま、工務店の言う「うちは高気密・高断熱です！」という言葉につられて契約してしまいます。この営業マンなら信用できそう、という印象だけで。

実は、住宅の温熱環境は、しっかり数値化されています。それがUa値やC値ですね。

暖かい住宅に住まいたいのであれば、これらの数値をしっかり比較して選びましょう。

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